この連載シリーズでは、京都東山バニラ・ボーテ1周年を勝手に記念し(笑)、私バニラが独立開業することに決めたところから、オープンするまでの、ワクワクドキドキもう死ぬ_:(´ཀ`」 ∠):、、、っていうリアル体験ストーリーを綴っています♪
※記事中に登場するサロンの名前〈ジュピター〉は仮名です。
本記事は5つ目の記事、第5話になります。
バニラさんってどんな人?
→まずはこちらのプロフィールをお読みください( ´ ▽ ` )
前回の第4話では、開業準備中の私の心の変化にスポットを当て、途中弱気になる自分とどう向き合っていったのか、実体験をお話ししました。
本記事、第5話では、サロンオープンには至ったものの、予想外の結末が((((;゚Д゚)))))))そしてその後一年間、一人で運営してきて見えてきたことなどをお話ししようと思います。
【目次】
1、運命のサロン〈ジュピター〉と私に待ち受けていた2度の想定外の結末
2、カミングアウト!
3、嵐の直後の静けさの中で
4、サロンオープンから1年経って見えてきたこと
5、第5話までをふりかえって
1、運命のサロン〈ジュピター〉と私に待ち受けていた2度の想定外の結末
想定外の結末、第1章
怒涛のサロン開業準備期間10カ月のうちのラスト3カ月は、実は集中して準備する時間はあまりありませんでした。
作業的な準備工程はすでに大方のところ終わっていたので、本当は集客面の動きをこれからしていこう!としていた時期でした。
2020年3月末退職の予定でしたので、年明けの勤務しながらのラスト3カ月は集客に集中したかったというのがあったんですね。
ところが。
ここへきて予想外の展開が待ち受けていたのでした。
年明けからの勤務店舗での主な仕事は、店舗に残されるスタッフへの様々な引継ぎ、新人スタッフさんに教えることなどが主な仕事になっており、それをやり終えて退職まで一直線だ!
そう思っていた矢先の出来事。
最後の最後のどんでん返し的な感じで、私はなんと今までとは別の名目で〈ジュピター〉に残留することが決まったのでした(((o(*゚▽゚*)o)))
私がずっと準備してきた私自身のサロンの運営もやりながら、同時に〈ジュピター〉運営にも携わるという不思議な関係で再スタートすることになったのでした。
(経緯の詳細は伏せますf^_^;)
さすがに、私が当初計画していた流れとは想定外の出来事でしたが、想定外の出来事にはどうもワクワクドキドキしてしまう私のイケナイ性質のおかげで、一人だけで自分のサロン運営する未来よりもすごく楽しみになってしまったんですよね(๑>◡<๑)
結果一旦「退職」という形を取り、再契約で〈ジュピター〉と関わることにしました。
来たる2020年3月15日・・・
3月の末日を待たずに少し早めに退職日を迎えました。
退職するって決めてから約10カ月、、、、
長距離走、終わったど〜( ´ ▽ ` )
実質〈ジュピター〉を辞めずに想定外の形で残ることになった、これが結末第1章でした。
でも・・・
想定外の結末に、更なる想定外の結末が待っていようとは、この時は思ってもみませんでした_:(´ཀ`」 ∠):
想定外の結末、第2章
3月15日退職日の次の日以降、新たな形で〈ジュピター〉と関わることになったのはいいものの、すでにそのころ、ご存知のように2020年1月ごろから猛威をふるいはじめた新型コロナウイルスの影響が、ものすごい勢いで迫ってきておりました。
新型コロナウイルスという得体の知れない黒い魔の手は、はじめは気にも留めることもないようにそっと影のように近づいて来て、でもそのスピードは人に考える余地を与える間もないくらい、あっという間に、気づいた頃にはもうすぐ目の前まで来てしまっていました。
心機一転、社長たちとスタッフたちとともに〈ジュピター〉でやろうとしていた新しい施策の数々を実行に移そうとしていた矢先の新型コロナウイルスの大流行。
私も、リニューアルの施策に打って変わって、新型コロナウイルスへの対応策に追われはじめます。
対応策は考えるものの、毎日毎日刻一刻と変わる社会情勢・・・
お、追いつかない・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
実質店舗での施術は行わず、〈ジュピター〉ではお客様から見えないところで仕事をするようにな形になり、社長やマネージャーたちとミーティングを重ねる日々。
4月1日、私自身のこのサロン「京都東山バニラ・ボーテ」のグランドオープンの日でもありましたが、もうそれどころではありませんでした。
4月1日から4月8日まで、たった1週間が、3カ月くらい経ったかの如く濃密に感じました。
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4月8日 〈ジュピター〉直営店全店、閉店決定。
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もう一度言います。
4月8日〈ジュピター〉直営店全店、閉店決定
新型コロナウイルスの猛威とはいえ、誰もが思ってもみない結末でした。
「まさか〈ジュピター〉が( ゚д゚)」
誰もが思ったことでしょう。
私もスタッフたちも、怒涛の閉店作業に追われることに。
その間の詳細は省略しますが、結果的に、スタッフ全員が4月末をもって退職した後も、引き続き私の閉店作業は続きます。
何よりも想定外だったのは、10カ月以上も前に退職を決めて、長距離ランナーのようにサロンオープンの準備をして来た上に、3月には区切りとして一旦退職の形をとったはずの私が、他のスタッフが全員いなくなった店舗で一人閉店作業をしている、という事実でした((((;゚Д゚)))))))
明らかに笑えない状況であったのは言うまでもありませんが、この皮肉な状況には自分でも苦笑してしまいましたね( ̄∇ ̄)
それにしても、このサロンに出会った時も「運命のサロンだ!」と感じた私にとって、この〈ジュピター〉の最期を看取るかのように閉店作業をこの手でやっているという事実に、やはりここは私にとっての「運命のサロン」だったんだ、と不思議な縁を感じざるを得ませんでした(*´-`)
2、カミングアウト!
何を誰にカミングアウトしたのか、という話ですよ( *`ω´)
〈ジュピター〉の閉店が決定した4月8日以降、私の家族にも、その物々しい雰囲気は隠しようがなくなっていました。
私は、実の両親2人と、私の子ども3人と計6人で暮らしております。
両親は、〈ジュピター〉の閉店よりも、まずはそもそも私が10カ月以上前から退職を決めていたことなど、知りもしませんでした。
全てを両親には知らせずに、水面下で進めていたんですね。
なぜならば、心配性の両親には、中途半端な状態で知らせるのは良くないと思っていたからなんです。
両親も納得するところまで持ってくるまでは、内緒で進めるつもりでいたんです。
一方3人の子供達には、独立開業する旨を、準備期間中に先に話をしていました。
不登校の長男を筆頭に、次に末のバニラ子、最期に次男の順に、時期をみて話しました。
(長男と次男のネットネーム募集中!笑)
両親、つまり子供にとってはおじいちゃんおばあちゃんにはなぜ内緒にしておくのか、理由をきちんと話し、彼らもその事情を理解してくれたのには、今でもとても感謝しています。
同居の祖父母に黙っていなくちゃならないのは、子供達なりに大変なことでもあったことでしょう。
私が開業準備している頃、その経過報告をことある度に子供たちは話していたのですが、そんな様子を子供たちはすごくワクワクして聞いていて、サロンオープンを楽しみにしてくれていたようです。
肝心の両親には結局、いつのタイミングで打ち明けたかというと・・・
サロンオープンをすでにしている、ということをカミングアウトしたのは、、、確か〈ジュピター〉の閉店が決まってからしばらくしてからでした。
両親には、
・ずっと務めていた職場である〈ジュピター〉がコロナで閉店することになったこと
・今その閉店作業で多忙なこと
・実はすでに独立開業して自分のサロンがあって、お客さんも来てくださってること
これらを報告しました。
新型コロナウイルスの影響で娘の職場がなくなるということは、両親にとっても一大事ですが、報告した時には準備万端、すでに私は自分の仕事場を作り終えていたので、両親は驚きはしたものの、ちょうどよく安心もしたようでした。
「どおりでコソコソやってたと思った!」
「あなたはコロナでこんなことになること分かっていたの?」
なんて、思った以上にシリアスな感じにならず、笑い話となって報告できたことが、私にとっては何よりも胸を撫で下ろす出来事でした。
(この後両親からは逆にカミングアウトされたことがありまして、それはそれでこっちの方が驚かされました。悪いことはできませんね!)
3、嵐の直後の静けさの中で
そんなこんなで、閉店作業を経て完全に〈ジュピター〉にお別れを告げた後、本格的に自分のサロンの活動をできるようになってきたわけです。
一人でサロンでの仕事に費やす時間は、平隠極まりない時間でした。
嵐の後だったからこそ、際立つ平和な時間(*´-`)
世の中は、まだまだ警戒心が強い空気でしたが、嵐の後の静けさを感じられる毎日に、「こんなに平和な時間が訪れる日が来ようとは」としばらく信じられませんでした。
そんな平穏な空気の中、お客様をお部屋にお迎えして施術できる状態というのは、やはり私にとってベストなパフォーマンスのできる条件でしたから、このサロンをオープンして、ここで施術できるようになって、本当によかった!と心底思える瞬間でした。
気付いてみたら、
「退職して独立開業しよう」
こう決めた日から、1年が過ぎようとしていました。
「あ〜!あの時決めてよかった〜!」
あの時、決めただけでまだ何も形もなかったものが、今現実となってここにあって、確かにあの時見たかった自分の姿がここにあるという事実に、私は改めてじわぁん、と感動していました。
想定外のことが色々と起こったものの、結局はこうして、なるようになっているんだ・・・・
こんな風にも感じました。
4、サロンオープンから一年たって見えてきたこと
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されてから、少しずつではありますが、お客様がご来店され、サロンが実際に稼働する日が増えていきました。
ジュピター閉店という嵐の後から、さらに10カ月・・・
今、この記事を書いています。
自分のサロンでの施術が今では日常のこととなりましたが、オープンからの一年は運営しながら、例に漏れずに一年目の新人らしく、試行錯誤しながら仕事のベースを整える一年だったなぁ、と感じます。
そんな中でやりながら、見えてきたことがあります。
それは、私にとって「自分にできること」と「お客様に求められていること」が見えてきたということです。
私にとって「自分にできること」というのは、自分にとって自然にできてしまうことであり、つまり得意なこと。
やはりなんとなく、そこが実は「お客様にも求められているところ」なんじゃないか、と感じるようになったんです。
それって、意識して自分がそうなろうとしていたこととは違っていましたし、オープン前に構想していたこととは違う部分であったりしました。
あえてそうしようとしていなくても、自然とできてしまっていること。
おそらく今来てくださっているお客様というのは、その部分で私と合うお客様なのだろうと思うのです。
これは、頭ではなくて、実際に一年やってきてぼんやりとなんとなく見えてきたところなんですね。
私ができることと、お客様の求めていることの重なり合うポイントが浮き彫りになってきた。第二話の構想段階では見えてこなかった景色が見えてきた(*´-`)
そんな終着点に、この一年たった今、たどり着いたという感じです。
この連載ストーリー「バニラさんのサロン開業ウラ話」を書くことも、そんな終着点で見えてきた景色の中の一つというわけです。
5、第5話までをふりかえって
第5話までお読みいただき、ありがとうございました!
先ほど「終着点」と書きましたが、もちろんその終着点って、終着点であると同時にこれから経験することの通過点に過ぎません。
私は実はタロット占いもやるのですが( ✌︎’ω’)✌︎
(これは今後のサービス展開の一つに加えていく予定です♪)
タロットって、知れば知るほど人間の成長過程を非常にわかりやすく、理にかなった形で表現しているなぁ、と思うんですね。
うまいこと作られているなぁ、と。
カードの一枚一枚に物語があるんです。
78枚のタロットカードの中から1枚、ちょうど私がこの連載ストーリーを書いている「今」を表すカードを選ぶとするならば、私はサッと「隠者」というタイトルのついたカードを選ぶでしょう。

このカードに描かれている物語を、私なりの言葉でちょっと書いてみます。
旅のはじめは遠くに見えていた山を目指して、様々な出来事や経験を経てここまで進んできました。あの時遠くに見えていた山の地面を、今私はこの足で踏みしめています。今まで辿って来た道のりを、ここへきてふと振り返って見てみます。「遠くまでやってきたなぁ・・・」こう私は思います。ところが、前にはまだ道は続いています。遠くに景色が見えています。「さて、まだまだ道の途中だ。この先に続く道を、どうやって進んで行こうか」
要するに、これまでの自分自身を振り返り、そこからの学びを持ってこれからのことを思案している、自分自身を見つめている、そんなカードなんですね。
なぜいきなりここでタロットカードが出てきたかと言いますと・・・
私バニラ、まさにこの「隠者」の気分なんですよ(笑)
隠者バニラは今、こんなことを思っています。
・10年以上、プライベートでもお仕事でも、アロマテラピーに関わってきたけれど、改めてやっぱりアロマだった。
・セラピストやエステティシャンという職業は、施術以外の第二の収入源を持っておくことが必須だと思っていたけれど、その考えはより強化された。
・いくら知識や技術だけあってもダメで、個人ビジネスをやろうとした時にはマーケティングの視点を学ぶことが必須である、ということ。
・私のようにたとえ一人で個人サロンをやっていても、決して全部一人でやろうとしないこと。
・コロナ禍で多くの人が経験したように、大きく変わったものがある一方、変わらないものがあり、時代の変化に合わせて学び続けることは大切。
ちょっと抽象的になってしまいましたが、隠者バニラの心の独り言、装飾せずにそのまま書いてみました。
見ての通り、このような個人の小さいビジネスとはいえ、私の心の中には、自分のやっていることを通して社会にも役立てる自分になっていきたい気持ちが、ちょっとずつ大きくなっているんですよね・・・(*´-`)
だからこその「隠者」のカードを選びたい気持ちが出てきたのだと思います。
さて、隠者バニラ、これからどうしていきましょうかね・・・
最後になりました。
この連載ストーリーをお読みいただく中で、これまでにすでにいくつかご質問・ご相談をいただいていたことがありました。
特にここまで読んでくださった方は、個人サロンをすでにされているか、これからしたい方、ないしはジャンルは違えど個人で活動していきたい方が多いかと思いますので、今後も引き続きご相談いただける内容を下の方 にまとめさせていただきました♪
参考にしていただき、お役に立てていただけたら、と思います( ´ ▽ ` )
では以上、バニラの「ドキドキワクワクもう死ぬ_:(´ཀ`」 ∠):」なサロン開業リアル体験ウラ話ここで一旦完結させていただきますヽ(´▽`)/
ありがとうございました。
完。
ここまでお読みいただいたセラピストさんへ〜私のところに相談いただいた内容に関して〜
①施術以外の「第二の収入の柱」をしっかりと作っていきたい!という思いのセラピストさん
②個人で活動されている、あるいはこれからしていきたい!と思われていらっしゃる方で、インターネットを使ってのマーケティングが必要といっても、一体何からやったらいいのかわからない!という方
③現在アロマの施術をしているけれど、アロマについてちゃんと勉強したことがなくて精油の選択に自信が持てないセラピストさんへ
④アロマをお仕事に取り入れてみたいと思われている方
→私は、メディカル要素もスピリチュアル要素も、両方大事にしている派です( ´ ▽ ` )
スピリチュアル的にアロマを使われている方も、精油の薬理作用をしっかり学んだベースがある上でスピリチュアル的に活用したり、お客様にオススメしたりすると断然説得力が違ってくると、バニラは思っています\(^^)/
⑤サロン商材選びに困っている個人サロンさんへ
①〜⑤に当てはまる方、もしくはセラピストさんのあるあるなお悩み、私バニラとちょっと話してみたいな〜!という方♪
下の公式LINEでお話ししましょう^ ^
【バニラの部屋】LINE公式でお話しするの、お待ちしてます(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
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